絵本の認識のおける領域位置関係の大局的評価手法
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概要
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現在、画像認識に必要な標準モデルは、人間が多大な労力をかけて作成している。本稿は、絵本の絵のように自由度の高い画像を対象に、標準モデル獲得の自動化を目的としている。領域の配置や大きさが変化する図形のモデルマッチングを行うため、図形が似ている段階を「合同」「相似」「類似」「同形」に分類した。このうち類似の概念を「領域の配置構造が似ている、図形特徴が似ている」と定義し、その評価手法を開発した。類似を評価することにより、似ている図形の構成要素の解析が可能となる。この手法は、画像を色領域に分割し作成したモデルと、記憶しているモデルとの大小比率を決定し、モデルを全体的位置関係が変らない様対応づけることで、モデルと対象画像の類似度評価を行う。
- 1993-10-15