分布特徴を反映したポテンシャル関数によるパターン識別
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概要
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ポテンシャル関数法は, ノンパラメトリックな統計的・確率的パターン識別の一手法であり, 各標本パターンを中心とするポテンシャル関数の重畳によってパターンの生起確率を推定し利用するものである. しかしこのポテンシャル関数の広がりを適切に調整することは難しく, しかもパターン識別能力はこのパラメータ値に影響されやすい. 本論文では, ポテンシャル関数を標本パターンの主成分方向に沿って変形することにより, このパラメータ値による識別境界への影響を受けにくくした適応型ポテンシャル関数法を提案し, 識別実験結果を通じてその有効性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-14