X線造影画像からの血流速度場推定と特徴抽出

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概要

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血管のX線造影画像系列から血流速度場を推定し、速度場の特徴抽出を行う手法を提案する。提案手法では、血管中の造影剤の移動に伴う画像明度の変化を情報とし、画像情報と速度場の拘束式を解くことで血流速度場を推定する。その際、一般に医用画像にはノイズが多いことから拘束式に速度場推定の安定化項を加える。また、血流は心拍動と同期してその速さを変えることから各画像間の時間間隔を補正する。速度の時間変化を考慮することで、時間依存の非定常流を推定することができる。円筒管内流のシミュレーションを行ない、ノイズおよび速度時間変化に関して提案手法の有効性を示す。本手法をDSA実画像系列に適用し、血流の速度場推定を行う。さらに、推定した血流速度場から渦の位置や強さなど臨床的に意義のあると思われる特徴量を抽出する。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1995-06-16

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