優先度つき状態遷移図における経路評価
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概要
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本報告では, 状態遷移図に与えられる優先度を利用して優先度の高い局所的な部分に限定しながらテストを行なう方式について議論する. 代書遷移図からテスト項目を生成する場合, 従来方式のように全ての遷移を平等に扱うと膨大な数となり現実的でない. 熟練した人間のように何らかの優先度にしたがって対象範囲を絞り込んでからテストを行なう方式が望まれる. 本報告では遷移に付加した優先度の記述にもとづいて経路 (パス) の優先度評価を行う方式及び例題への適用結果について述べる. 優先度の基準を任意とすることで, 状況や目的に応じた局所的なテストを行なえる方法を提案する. 本報告は, オブジェクト指向ソフトウェアの振舞をテストする方式の要素技術開発として行なっている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-29
著者
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