単純なID鍵共有方式の提案と考察
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概要
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数個の式でその原理が記述される非常に単純な構造のID暗号のクラスを二つ提案する.最初のクラスは安全性の根拠を計算量の格差に置くものであり,専用の高機能ICカード等を用いることにより,提案方式は比較的容易に実現されることを示す.他の一つのクラスは,IDのハッシュ値,Nを法とする整数環上の秘密対称行列および法N等に16ビット程度の素数をランダムに,かつ互いに共通に含ませるという意味での確率的構造を与えた方式である.本稿では,この方式がID暗号の安全性の根拠の一つを確率的構造に置く方式の一例であることを示す.
- 1999-09-24
論文 | ランダム
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