音素間相互情報を利用した音素ペアモデルによる話者適応
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概要
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異なる話者が発話した場合、同一音素は特徴空間内で広い範囲で分布する。同一話者が発話した場合には集中するが、なお相当の広がりが見られる。一方、同一話者が発話した各音素の特徴空間での相対位置についてみれば、よりよい安定性があると思われる。我々が以前に提案した音素ペアモデルは、二つ音素の特徴ベクトルの共起確率を利用してこのような音素間の相互関係を記述するものである。本論文は音素ペアモデルを音素HMMに組み込んだ不限定話者認識タスクの評価実1験結果を報告する。認識結果として、単語の正解率と精度の両者とも音素HMMのみの場合よりも大幅に上昇した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-12-20
著者
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