LSPベクトルVCV規則音声合成方式のための合成単位素片数と素片選択方式
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概要
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小規模な合成単位辞書による音声合成方式の実現に向けて, 合成単位辞書に収録する合成単位素片の適正な数とその選択方法を実験的に検証した.素片の選択法として, (i)音韻環境類似度により音韻環境を最適化する選択法と, (ii)LSP距離により素片の接続歪みを最小化する選択法を提案した.これらの選択法による合成音声を主観評価実験により評価した.その結果, (a)素片数の増加に伴う合成音声の品質の向上は素片数が14, 000個程度で飽和し, (b)2つの選択法による合成音声に大きな品質の差がないことが判明した.LSP距離による選択法を用いると, 音韻環境による選択法に比べて合成単位辞書の記憶容量を小さくでき, 聴感上の合成音声の品質を同程度にできることが確かめられた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-07-16
著者
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菅田 一博
鳥取大学工学部
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清水 忠昭
鳥取大学
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清水 忠昭
鳥取大学工学部
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吉村 宏紀
鳥取大学工学部
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井須 尚紀
鳥取大学工学部
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吉村 宏紀
西日本旅客鉄道株式会社
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西田 博充
鳥取大学
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西田 博充
鳥取大学工学部知能情報工学科
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