重回帰写像モデルを用いた話者正規化と話者適応化方式
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概要
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本報告では、重回帰写像モデルを用いた話者正規化モデルの生成と話者適応方式を提案する。話者正規化の目的は、識別性能が高く、また話者適応の初期モデルとしても有効な音響モデルの獲得である。話者正規化モデルの作成は、重回帰写像モデルを用いて変換係数を求めた後、話者性を表していると考えられる定数項ベクトルの値を学習ベクトルから引き去ることで行なう。また、この話者正規化モデルを初期モデルとした話者適応として、重回帰写像モデルに最大事後確率 (MAP) 推定法を組み合わせた方式を提案する。話者正規化を行なった音響モデルは識別性能が高いことを示す共に、話者適応の初期モデルとしても有効であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-16
著者
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