残差信号の高次後方予測を用いた広帯域CELP符号化
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概要
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マルチメディアサービスは拡声系や音楽再生系をも対象とするため電話帯域よりも高品質な音響符号化が求められている。本研究は電話帯域音声符号化に優れたCELPをべースに音楽信号の符号化にも適応させることを目的とする。音楽信号のスペクトル形状を表現するために残差信号に対し高次の後方線形予測を行い微細構造合成フィルタとして用いる手法を検討した。また、残差信号を直交変換して固定符号帳の探索する手法について検討を行った。さらに音声、音楽いずれについても高品質に符号化できるように符号化方式の切替を検討したので報告する。これらの手法を用いて7kHz広帯域信号を符号化するCELPを16-24kbit/sのビットレートで設計し、MOSによるオピニオン評価を行い、その効果を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-21
著者
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