多重格子制約を有するレイアウトを扱えるピッチマッチング手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ピッチマッチング手法はリーフセルを隣接配置しそれらのポートの座標を一致させてマクロセルのレイアウトを構成する時に広く使われている。しかし、従来の手法は格子制約を持たないレイアウトにのみ適用可能であった。本論文では多重格子制約を有するレイアウトに適用できるピッチマッチング手法を提案する。多重格子制約を有するピッチマッチング問題を定式化し、ボート間の制約を抽出するための従来の手法を拡張してこの問題を解くアルゴリズムを構成する。この手法の時間計算量をマクロセル全体の制約グラフを一括して扱う素朴な手法の計算量と比較し、提案手法が有効となる条件を示す。最後に実際のレイアウトへの適用例を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-08