デバイスシミュレーションのための陽解法の改良
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概要
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'92年に筆者等が発表したデバイスシミュレーションのための陽解法は従来の陰解法と比較してアルゴリズムが簡単、収束範囲が広い、および並列計算に最適、などの特徴をもち、基本変量の選択、変量更新式の選択等により幾つかのバージョンを作ることができる。今回この陽解法を新たに発展させ、各種の改良案を検討した。すなわち誤差伝播行列の固有値の計算結果を基に解の外挿という改良案を示した他、異種バージョンを組合せた多数の計算例を通じてスピードアップの可能性を探索した。これらに加えて一般的なプログラムのtune-upを実行した結果、既報発表当時の陽解法と比較して7.55倍のスピードアップを実現した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-14
著者
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