平面多種フローの手法に基づく概略配線アルゴリズム
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概要
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概略配線問題を平面多種フロー問題として取り扱っている。この定式化によるアプローチは生成される配線径路に制限が無く、また、線形計画法により最適解を得ることができる。本手法は、線形計画法を目標計画法に置換することによって、配線ディレイ、クロックスキュー等の特性最適化を含む概略配線問題に、更には配線領域サイズを必要最小限拡大して100%配線を要求される問題にも拡張可能で、その解法についても述べる。超大規模平面多種フロー問題を解くための問題の規模削減手法として、同一始終点をもつフローを纏める手法と配線径路探索範囲を限定する手法を提案する。本概略配線手法と線分探索詳細配線とを結合して、製品チップのブロック間配線に於ける2種類の概略配線問題に実験適用した結果、未配線本数を0本、処理時間を90分程度として実用可能性を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-23
著者
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