摩擦帯電現象とマイクロプラズマの発生について
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概要
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ピン・ディスク試験機を用いて、接触面に発生するマイクロプラズマ分布、トライボエミッション強度、摩擦帯電による表面電位の計測を行った。マイクロプラズマ分布においては紫外光像と赤外光像の計測を行った。紫外光像よりマイクロプラズマは接触点をとりまき、数μmの隙間に、接触点より後方に100μm以上の大きさで馬蹄形に拡がっていることが分かった。また、プラズマは紫外光に加えて赤外光を放出していることが分かった。しかし、赤外光の強さは紫外光の強さに比べ桁違いに弱いことが分かった。一方、摩擦帯電による表面電位は繰り返し摩擦とともに増大しない。その原因はマイクロプラズマ形成による周囲気体の放電によるものと結論づけられた。
- 2001-10-12
著者
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