小形接触式変位センサの開発 : インライン測定用変位センサの設計技術について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年のFAラインで導入が進んでいる高密度インライン測定に適応するため、小型接触式変位センサを開発した。本センサはセンシング部に精度と信頼性の優れる差動トランスを採用し、下記の特徴を実現した。(1)業界最小クラスの外径φ6、(2)0.1%F.S.以下の良好な直線性、(2)0.22Nの低測定力化設計パラメータの多い差動トランスでは高精度化と小形化との両立には限界があるとされてきた。一方で、被測定対象物への変形を回避することが接触式センサの課題であった。本稿では、(1)、(2)実現のためのパラメータ最適化設計手法と、接触式センサのデメリットを解消する(3)を実現するためのメカ的設計対策について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-12
著者
-
井上 直久
オムロン 産機コンポ統轄事業部 第1開発室
-
蔵本 聡
オムロン株式会社インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
-
井上 直久
オムロン株式会社インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
-
中村 君彦
オムロン株式会社インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
関連論文
- 差動トランス式変位センサ用アンプの開発--高安定化と高分解能化を目指した回路構成について
- 小形接触式変位センサの開発 : インライン測定用変位センサの設計技術について
- 小型接触式変位センサの開発--タグチメソッドによる差動トランスの最適化設計について
- ワイドレンジ検出が可能な小型リニア傾斜センサの開発--リフローはんだ密封プロセスにより実現された傾斜角度センシング技術について