摩擦電磁気現象とトライボロジー
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概要
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固体の摩擦に伴って、帯電、電子放射、イオン放射、フォトン放射、マイクロプラズマ生成などが起こるが、これらの現象を摩擦電磁気現象と総称する。これらの特性は固体の抵抗率に大きく依存し、金属からはケミエミッションと呼ばれる低エネルギーの電子放射が、また、半導体や絶縁体においては、帯電はもとより、高エネルギーの各種粒子(電子、イオン、フォトン)のトライボエミッションが起こる。これらの電磁気現象は、表面と周囲分子との相互作用、周囲分子の放電によるイオン化などによって発生する。この摩擦電磁気現象の特性と機構を述べ、さらにトライボケミカル反応や、磁気記録装置におけるトライボロジー問題との関係などについて記述する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-16
著者
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