神経化学物質を用いたコヒーレントな自発的神経活動の調節と認知プロセスへの寄与
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概要
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3つの動的システム(ニューロンダイナミクス、シナプスダイナミクス、神経伝達物質ダイナミクス)によって形成されるニューラルネットワークモデルを提案する。このモデルは皮質ニューロン(CN)ネットワークと青斑核(LC)ネットワークで構成されている。LCニゴーロンが活動すると、CNネットワークヘ神経伝達物質ノルエピネフリン(NE)を放出する。 CNネットワークが入力刺激を認識したとき、入力刺激に対応する細胞集団が選択的に活性化される。NEの放出はCNネットワークの認識特性を高める。認識特性向上の鍵となるのは、入力刺激に対応するCNニューロンの膜電位である。NE放出は背景の自発的なニューロン活動に変化を起こし、それにより、入力に対する認識特性が向上することを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-11-14
著者
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