故障監視衛星・捕獲衛星などの位置・姿勢制御則について
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概要
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故障監視衛星や、デブリ捕獲衛星のようなランデブ宇宙機においては、ターゲット物体の姿勢運動に自機の姿勢運動を合わせると同時に、その相対的な位置速度を制御するという高度な制御が要求される。本論文ではこのような特徴を有するランデブ宇宙機の制御則について検討し、数値シミュレーションを用いて検証した。姿勢制御系は、チェーサ宇宙機の姿勢制御が大きな姿勢角変更を要求するものとなるため、クレメンタイン衛星で実績をあげたクオータ二オンフィードバック制御則を用いた。また、位置・速度制御系は、最適サーボの考え方を利用して新規に定式化した。シミュレーション結果は、この制御系の基本的な制御可能性を示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-22
著者
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