静止衛星を用いたGPSオーバーレイによるGDOP改善に関する検討
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概要
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平成14年度頃の打ち上げを目標に研究中の技術試験衛星N型(ETS-N)は、10m級の大型展開アンテナによる移動体放送.通信をミッションとするとともに、将来のわが国独自の測位衛星システムをにらんだGPSオーバーレイ実験の実施を予定している。ETS-Nの静止位置を3ケース想定し、GPSオーバーレイによるGDOPの改善性について検討した結果、可視仰角が低い条件( 5度)ではGDOPの改善は大差ないものの、10〜20度前後では良好な結果を得ることがわかった。また、30度近辺では受信衛星数の低下により、GDOPの改善は見込めないことがわかった。よって、ETS-NのGPSオーバーレイによるGDOPの改善は、可視仰角に制限のある都市部で期待できると思われる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-26
著者
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児玉 哲哉
宇宙開発事業団 地球観測データ解析センター
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児玉 哲哉
宇宙開発事業団
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児玉 哲哉
宇宙開発事業団 軌道上技術開発システム本部 技術試験衛星グループ:地球観測データ解析研究センター
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森馬 純一
宇宙開発事業団
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森馬 純一
宇宙開発事業団 筑波宇宙センター 技術研究本部
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