時間領域電磁法における大地中のスモークリングの挙動解析について
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概要
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時間領域電磁法において地表面に設置したループ信号源から伝搬する誘導電流の環であるスモークリングが、大地中の低比抵抗異常体に遭遇し、誘導場を発生させる際の挙動を、時間領域差分法(FDTD法)による数値解析で計算し、三次元可視化表示した。電磁法は、大地中の異常体と最大結合するような信号源配置をすることが望ましいが、時間領域電磁法の場合は、スモークリングが異常体に遭遇する配置をとるようにすればよく、最適配置の概念が極めてわかりやすい。数値解析技術の進歩によリ、時間領域電磁法の信号源位置による検出能に関して、数値モデル実験により評価できるようになり、三次元可視化技術により視覚的に確認することが可能になった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-18
著者
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