細胞膜表面境界での生体分子の挙動解析法 : 軸対称回転楕円体形状を有する生体分子
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概要
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任意の形状を有する生体分子の生体膜表面近傍での運動を推定するため、微小分子動力学的解析方法を紹介した。生体分子は軸対称形回転楕円体とした。これが遅いストークス流れに乗って、無限遠平面に近接して行く過程での楕円体粒子の遂鋤をY. Fan, Wu, Wangi (1987)によって提唱された方法を用いて計算する方法を解説した。楕円体上に有限個の特異点をSampson (1898)の方法にもとずいてレジェンドレ関数、ゲーゲンバウエル関数の特異点として記述した。流速、流れ関数、圧力はそれらの特殊関数および空間座標系中の距離に関する無理関数との積の線形無限級数として表現した。級数展開の係数は楕円体上でのすべりなし境界条件で決定した。本研究を発展させることで生体膜近傍での任意形状を有する生体分子の微小力学挙動を推定するのに有用である。
- 2001-05-18
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