コオロギ気流感覚神経細胞のパルス密度変調におけるヒステリシス特性の推定

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概要

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コオロギの気流感覚神経細胞を、Wienerの白色雑音法を用いて解析すると、線形フィルタと非線形なパルス密度変調器との縦列接続モデルで表現できる。このモデルの動的な振る舞いを確かめるため、感覚器に同一の刺激波形を繰り返し与えて、活動電位の発火確率の変化を時間領域で実測し、モデルの出力と比較した。その結果、神経細胞のパルス密度変調特性は、変調器への入力振幅瞬時値だけでなく、その変化率にも依存することが明らかになった。このことを考慮に入れてモデルを修正し出力を推定すると、実際の系の振る舞いをより良く表現できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-06-17

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