ファジイ連想記憶の想起特性

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概要

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我々は、ファジイ線形回帰分析の手法を自然に拡張した手法により、平均と広がりを持ったファジイ行列の導出法の定式化を行なった。この定式化は、ファジイ行列の各要素が、L-Lファジイ数で表されると仮定すると、ファジイ行列の導出は広がりの総和を最小化する線形計画問題に帰着される。この手法により導出したファジイ行列をもちいて、ファジイ連想記憶を行なうことができる。我々は、このファジイ連想記憶の想起特性の評価を,従来の連想記憶を比較対象として行った。実験は大きさ10のベクトルを用い、記憶するベクトルどうしの距離をある規則に従って変化させて行なった。連想記憶では、ベクトルどうしのハミング距離が近くなると、想起があいまいになる、また、連続値に対しては、正しい想起ができないという欠点がある。ファジイ連想記憶は、相関行列を用いた連想記憶が、正しい想起できない連続値に対しても良い結果が得られることを実験によって確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-06-24

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