最適化手法による脳内電流双極子推定
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概要
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頭皮上の電位分布から脳内の興奮部位を数値的に推定する脳内電流双極子推定における電位の測定と計算値との残差二乗和を最小化するためのアルゴリズムの比較を行った。合計5種類の最適化手法(数理計画法のアルゴリズム2種類、非線形最小二乗法のアルゴリズム3種類)を適用し、3層球モデル内の電流双極子推定を行った。その結果,収束の速さと収束の安定性の点でPowellのハイブリッド法が優れていた。しかしながらハイブリッド法を含む4つのアルゴリズムにおいて脳の外側に電流双極子を推定している場合があった。そこで、本稿では制約条件付き非線形最小二乗法のアルゴリズムの適用を提案し、その結果真値を推定できたことを報告する。
- 1993-04-23
著者
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飯島 智徳
NEC C&C情報研究所
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阿部 博史
NEC C&C情報研究所
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谷川 哲司
NEC C&C情報研究所
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飯島 智徳
Nec C&c情報研究所
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阿部 博史
NECラボラトリーズ生産技術研究所EMC技術センタ
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谷川 哲司
Nec C&c情報研究所
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