多チャネル誘発脳磁界計測における自発脳磁界成分低減の検討
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概要
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人間の脳機能を非侵襲的に調べる有力なツールの一つとして脳磁界計測がある。本研究では多チャネルSQUID (超伝導量子干渉素子)システムにより同時計測される誘発脳磁界に、加算平均後にも残存する空間的規則性の高い自発脳磁界成分を低減するため、この自発成分を除去する式を導出した。37チャネルSQUIDシステムによる模擬脳磁界計測データに本式を適用しその妥当性を検討した。寄与率の高い第1〜3主成分を独立に除去し比較した結果、第1主成分を除去することによりS/Nの高い誘発脳磁界が得られることが分かった。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-21
著者
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