グラファイト分散系の非線型電気特性とカオス発振
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自己組織能をもつ電子デバイスの開発を目的とし, グラファイト・ワセリン分散系の電気的特性について調べた. この系は非線型の交流応答特性とIV特性を有し, インピーダンスの周波数特性は周波数の非整数乗に従って減衰することが確かめられた. さらに, 時定数分布がフラクタル分布を持つCRマトリックス(フラクタル素子)によりグラファイト系のシミュレートを行った結果, この2つのシステムは似た電気的特性を示した. この結果から, グラファイト分散系が微視的にフラクタル構造を持つ凝集体を形成していることが推察される. この系をさらに詳細に調べるために電子回路発振器にグラファイト系とフラクタル素子を組み込んだときに生じるカオス振動を調べた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-25
著者
関連論文
- 味覚センサ用脂質膜への味物質吸着の検出
- LB法による味覚センサ用膜材料の開発
- 電極電位規制と界面インピーダンスによる匂い物質の検出
- グラファイト分散系の非線型電気特性とカオス発振
- 植物の光刺激応答による活性度診断
- 味覚センサ用人口脂質膜への味物質吸着機構の解明
- 分極制御型センサによる匂い物質の検出
- グラファイト分散系の非線型電気特性
- 脂質・セルロ-ス膜の味物質応答
- 植物の刺激応答を利用した環境ストレスの早期検出