ビデオX線を用いたTKA術後膝運動解析システムの精度検定

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概要

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人工膝関節置換術(TKA)後の膝運動を評価する方法の一つにビデオX線法がある.これは,ビデオX線画像に人工膝関節のコンピュータモデルを重ね合わせて人工膝関節の運動を推定する方法である.しかし従来の方法では,同じ座標系で置換術前と術後の膝運動を評価できなかった.この問題を解決するために,我々は,術前と術後において同じ解剖学的座標系で大腿骨と脛骨の相対運動を評価できる3次元下肢アライメント評価システムを開発した.しかし,その推定精度については,いままだ定量的に評価されていなかった.そこで本研究では,人工膝関節を置換した膝関節の骨模型をビデオX線と3次元座標測定器で測定し推定精度を評価した.さらに,最も推定誤差が小さくなる,膝に対するビデオX線の撮影方向も評価した.実験結果から,矢状面から15・外転させて撮影したときに最も誤差が小さかった.その推定精度は,回転1.50±0.97[゜],並進1.00±0.53[mm]となった.
2004-05-12

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