STM/ATMハイブリッドアクセス装置の一検討
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概要
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低速から高速までのサービスを統一的に収容する通信技術としてATMが有力視されているが、低速系は当面従来からのSTMべースのアクセスラインが存続することが想定される、アクセス系はATMとSTMが混在した形で、多様なユーザ要求に応えるインフラとして発展していくだろう。本論文では既存のSTMべースの低速アクセスラインと今後の高速・広帯域サービス向けのATMべースの高速アクセスラインを経済的かつ柔軟に混在収容し、サービスノードに効率的に振り分けるアクセス装置の一構成法を提案する。具体的には、STM情報を簡易的なヘッダーを付加したセルフォーマットに変換し、ATMセルとのレイヤ1多重・分離を実現することで効率的なSTM/ATM情報の混在収容を行い、両者間を論理的に疎結合としたサービスノードとのインタフェースにより、既存サービスノードへの影響を極力少なくし、シンプルかつ経済的な構成を実現した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-02-21