和太鼓の振動分析
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概要
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太鼓はわれわれの声が届かない遠方まで信号あるいは単純な情報を送ることができる道具として大昔から使われてきた。太鼓についての最初の分析は、1877年、Lord Rayleighによって行われた。円形の膜を木製の胴の両端に張り付けられた和太鼓については、1933年にOBATAらによって実験が行われている。本稿では、和大鼓の振動の理論的解析を試み、その振動が連成振動となって振幅変調を伴うことを示す。上述の現象を確認するため、2種類の太鼓を使用した。1つは棒の胴の太鼓、もう1つはアルミニウム胴の太鼓である。観測された膜の振動モードのうち、低次のものについてその減衰特性を調査し、特に欅胴の太鼓では減衰部分に周期的な振幅変調が顕著に見られることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-20
著者
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