指数平滑を用いた音声ピッチ変動の逐次計算
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概要
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音声信号は大まかに子音と母音に分類されるが、過渡的な子音に対し、概周期的な母音はパワーも大きいことから、音声信号の伝達に大きく寄与しているものと思われる。この音声信号の周期的な繰り返しを示す周波数の値は音声の基本周波数あるいはピッチ周波数と呼ばれ、音声の大きな特徴の1つを定めている。本研究はケプストラムなど、何らかの方法で求められた瞬時ピッチ周波数を元にして、その指数和から逐次的に平均ピッチ周波数を求める方法について述べている。次に、この考え方を用いて、同様の指数和によって瞬時ピッチ周波数の変動、つまり標準偏差を計算する方法について述べる。本法の応用例として、いくつかの音声信号について平均ピッチ周波数と、その標準偏差の時系列パターンを求め、その結果を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-20
著者
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