変形されたFIR構造を用いるMeyerのWaveletの高速変換法
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概要
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この論文は直交性と位相直線性を兼ね備えるが高速変換法のなかったMeyerのウエーブレットに関する. まず, 標準のFIRデジタルフィルタの単位遅延を, 対数周波数(logω)に対して直線位相をもつ全域通過回路で置き換える. 周期1オクターブでウエーブレットを対数周波数の上で周期的に配列する. また, ウエーブレットのフーリエ係数を変形されたFIRフィルタの重み係数とする. ウエーブレットは複数あるから係数はマトリックスとなる. FIRの入力に加えられる信号のウェーブレト変換値がマトリクスの出力に現れる. この方法は, (1)元来並列計算に向いた構造をしている, (2)ウエーブレット一般に対しても有効である.
- 1997-08-08
著者
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