音声認識のためのマルチマイクロホンシステム : 第1部 原理と実験結果
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概要
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自動音声認識を実用化するためには装置が雑音に対して強いものでなければならない. この論文では雑音を抑圧するために提案されたマルチマイクロホンシステムの設計及び実験結果について紹介する. 試作したシステムは球状の閉じた空間を正八面体で近似する17個の素子マイクロホン, マイクロホン増幅器, デジタル信号処理部から成る. まず, 全ての素子マイクロホンの指向性及び周波数特性を吟味した. デジタル信号処理部の論理的動作はほぼ完全であった. 実験結果によれぱ外来雑音に対し20dBの抑圧効果があった. しかし, デジタル信号処理部の適応フィルタの基本設計に改善すべき点があり, 修正すれぱより性能が向上すると期待できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-20
著者
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