マルチパスCDMA通信路における差動型CMAを用いたブラインド適応受信機
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概要
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本稿ではDS/CDMA通信の受信機において多元接続干渉を適応的に抑圧するために線形拘束付き差動型定包絡アルゴリズム(LCDCMA)を用いることを検討している. LCDCMAはある時間離れた出力の大きさが同じになるように動作する. まず, 最近CDMAへの適用が検討されているLCCMAはある条件の下では最適解への収束が保証されないことを指摘する. 次に, LCDCMAにより雑音が無い場合常に最適MMSE解が得られることを示す. また, LCCMAと同様に希望信号ベクトルの推定誤差に対し比較的鈍感であることを示す. 次に, MMSE解のために必要な通信路インパルス応答を推定するための新しいブラインド適応アルゴリズムを提案する. 提案するアルゴリズムは, 文献 [22] で提案された手法に基づき, 部分空間追従アルゴリズムを用いている. この推定アルゴリズムとLCDCMAを併用した場合の有効性を示す.
- 1999-07-21
論文 | ランダム
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