複合給電型ARSR/SSR空中線
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概要
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空港から遠く離れた航空路上にある航空機を管制するための航空路監視レーダ(ARSR)は,通常2次監視レーダ(SSR)と併用して運用されている.従来のSSR用空中線は垂直面開口が小さいホグトルフ型が使用されており,垂直面内ビームが広く俯角方向への不要放射が多く,周囲の建築物や地面・海面からの反射が原因となるロービングが発生し,目標が消失する問題があった.筆者等が開発した複合給電型ARSR/SSR空中線では,ARSR用の反射鏡面をSSR用として共用することでSSRに対し十分な垂直面開口を確保し,俯角方向に対して良好なシャープカットオフ特性を得ている.この結果,ロービングによる目標の消失を著しく改善することができた.また,仰角方向指向性に対しても,ARSR用ホーンの上下に一対のSSR用一次放射器を配置することで,ビームノーズの方向(ビームの最大値の指向方向),および高仰角方向の覆域をARSR空中線の指向性に近づけることができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-05-25
著者
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