双直交ウェーブレットの設計と最適化について
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概要
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ウェーブレット変換は,基本ウェーブレットと呼ばれる1つの基本関数にスケール変換とシフト変換を作用して得られる関数の組を基底関数として用いる一種の信号展開である.このために,非定常的信号の解析に対して,通常のフーリエ変換では見えにくい情報がウェーブレット変換を使うことにより見え易くなることが期待される.このような性質をもつウェーブレット変換によって信号解析や信号圧縮などの処理を効果的に行うためには,信号の展開に用いるウェーブレットの特性をどのように選ぶかが重要な問題となる.そこで,本稿では,双直交ウェーブレットの設計に関する筆者らの最近の研究結果を利用して,基本ウェーブレットの最適化を試みる.
- 1994-05-20
著者
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