映像信号処理向きデータ駆動型プロセッサ
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概要
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筆者らは、当社従来比約15倍の処理能力を持つ映像信号処理向きデータ駆動型プロセッサを開発した。本プロセッサは、(1)複数個のプロセッサユニットを1チップに内蔵する、(2)1個のデータパケットに複数データを持たせ同時並列に処理する、(3)命令の複合度を高める、等の手法により高性能化を図っている。データ駆動型プロセッサは、パイプライン型の優れた並列処理能力に加えて、非斉一な演算処理機能を持つマルチプロセッサ構成を容易に実現できるという特徴があり、実時間映像信号処理がソフトウェアで実現可能になる。本稿では、まず本データ駆動型プロセッサの構成を述べ、その特徴を明らかにする。さらに、実測値による性能評価結果を述べた後、一つの応用例として、MUSEデコーダ動画処理システムへの適用例を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-20
著者
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松浦 康弘
シャープ(株) Ic天理事業本部
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芳田 眞一
シャープ(株) IC天理事業本部
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紫竹 リカルド毅史
シャープ(株) IC天理事業本部
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村松 剛司
シャープ(株) IC天理事業本部
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岡本 俊弥
シャープ(株) IC天理事業本部
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宮田 宗一
シャープ(株) IC天理事業本部
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岡本 俊弥
シャープ(株)a1206プロジェクトチーム
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宮田 宗一
シャープ(株)ic開発本部 ネットワークシステムlsi開発センター
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