マルチモーダル対話におけるグラフの適切性 : 自然言語とグラフによる探索的なデータ分析に向けて
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概要
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自然言語による質問や要求を入力とし,それにグラフで回答し,その一連のやりとりが対話として成立するという枠組みを提案する.グラフや図面等は,言語と並ぶコミュニケーションの重要なモードであり,特に蓄積された莫大な観測データを分析し,その特徴を見出したりそれに対する疑問を解消したりするという対話的な場面での利用が期待される.このような場面において,回答にどのようなグラフを用いるべきかが,対話の文脈に影響されるという問題を指摘し,その影響を適切に扱うメカニズムを提案した.核となるのは,利用者の関心を表現する項を含んだ論理形式と,対話中の発話を解釈してその論理形式を得るメカニズムである.この提案は実装され,有効性が確認されている.
- 2002-05-20
著者
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加藤 恒昭
東京大学
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加藤 恒昭
東京大学大学院総合文化研究科
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松下 光範
日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所
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松下 光範
関西大学 総合情報学部
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前田 英作
日本電信電話(株)コミュニケーション科学基礎研究所
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