符号分割多重を用いた光加入者システムの双方向伝送方式
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概要
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本論文では,光加入者システムにおける新たな双方向伝送方式として符号分割多重を用いた一芯同時双方向伝送方式を検討した.+1と-1の交番周期が1対zである二つの符号を用い,新たに提案した「選択型部分相関」を行うことにより,任意位相の(z-2)波の反射のキャンセルが可能となることを理論的に示した.更に光伝送実験により効果を検証し,希望信号に比べ+9dB強い受光レベルの2波の反射をキャンセル可能であることを確認した.これにより,光加入者システムのように小数のPCコネクタが送受信機の近くに位置し,強いレベルの反射が想定される光伝送システムにおいて,本提案方式が有用であることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25