加入者網のループ配線構成法
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概要
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ISDNサービスを提供するためのインフラストラクチャとして,広帯域,低損失等の特長を有する光ファイバケーブルを用いた光加入者網の構築が急務となっており,独立な2経路にケーブルを布設するループトポロジーの配線形態が基本と考えられている.ループ配線設計では煩雑な手間がかかるため,計算機支援による配線設計手法が不可欠である.本論文では,最短2経路に基づくループ配線の設計法を提案し,全国の土木設備構成に基づいて基盤ネットワークを作成し,基盤ネットワークに対する光ケーブルループ配線設計について論じる.全国から収集した加入者系の土木設備データを用いて,ループ配線設計の評価を行った結果,(1)所要心線数が少ないときは,地域条件によらず経済的なループ数は少なく,所要心線数が多くなるほどループ数が多くなる,(2)小都市で将来膨大な土木設備の新設を行わない場合,土木設備構成上ループ構成があまり変化しないので,最初に多心の光ファイバケーブルを布設することができる,等の点を明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-01-25
著者
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