プログラム構造抽出の自動化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
プログラムを,その本質の枠組みを与える構造部分と,処理の流れに一意性を与える機構部分とに分ける考えに基づいて,構造部分のみを抽出し形式化すると,一つの問題に対して作成された複数の同値プログラム(プログラム変異体)の分析や,仕様誤りの検出を支援することができる.プログラム構造とは,実行時には無効になるパスを含め,そのプログラムの仕様の最大限を表している.本研究は,仕様追従性を確かめるための技法を提案する.本方法では,プログラムの複雑さや論理上の正当性を示すのではなく,プログラム仕様の最大限の枠組み関係を示すことによって,人間の観察を支援することが目的である.本論文では,プログラムから構造の定義を与え,その抽出自動化の試みと形式化について述べる.また,適用例としてプログラム変異体の分析例を挙げる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-02-26
著者
-
佐藤 匡正
島根大学総合理工学部数理・情報システム学科
-
佐藤 匡正
島根大学総合理工学部
-
佐藤 匡正
島根大学総合理工学部数理情報システム学科
-
大段 雅典
島根大学大学院総合理工学研究科
-
佐藤 匡正
島根大学 総合理工学部
-
大段 雅典
島根大学大学院総合理工学研究科:nttデータシステム技術株式会社
関連論文
- 再帰をもつプログラムの構造分析法
- プログラム構造から見た再帰プログラムの基本形 (知能ソフトウェア工学)
- プログラム構造から見た再帰プログラムの基本形 (ソフトウェアサイエンス)
- 故障記述文の形式化と鍵語抽出
- プログラム構造抽出の自動化
- 文字列検索アルゴリズムの評価
- プログラミング教育における合理的評価法(教育)(テーマ:「Webマイニングによる情報活動と自然言語処理」その他一般)
- プログラミング教育における合理的評価法(教育)(テーマ:「Webマイニングによる情報活用と自然言語処理」その他一般)
- 受講報告書方式による講義の試み : 専門科目の講義方法の改善に向けて
- 代数によるプログラム構造の表現
- プログラム変数の命名 : 変数はどのように命名されているか
- 事物基軸言語へのプログラム構造形式化の適用法
- 前置処理系によるOCR認字率の向上法
- 文字寸法の違いに着目したOCR認字率の改善法
- 利用者から見たOCR誤認特性
- 2L-1 OCR文字認識におけるルビ文字の影響
- プログラム構造から見た再帰プログラムの基本形(一般セッション)
- プログラム構造から見た再縁プログラムの基本形(一般セッション,一般,フレッシャーズセッション)
- プログラム構造の形式化支援システムの試み
- 3N-9 伝統的かな遣い変換システムの試作
- 医療関係論文における文記述特性の分析
- 1N-11 鍵語に着目した字句分解法の試み
- 医療関係論文における文記述特性の分析
- PSF手法に基づくプログラム作成過程における変遷の可視化
- 模式図手法を用いたIT教育支援法
- 電子模式図システムESDの試作
- 効果的なIT 教育のための電子模式図システムの実現法
- プログラム構造と仕様追従性
- 75 電子模式図の適用性(教材の開発IV,第19セッション)
- プログラム仕様表現の自動化における図式の一手法
- プログラム設計方法の特性分析の一手法
- (162)言語記述によるIT装置の動作原理図式表現法(第43セッション コンピュータ援用教育(II))
- (159)受講報告書方式による講義方法改善の試み(第42セッション 教育評価・自己点検・評価システム(IV))
- プログラム構造の仕様逆追従性
- 仕様追従性に関するプログラム設計方法の分析
- 記号実行法による仕様要素の抽出
- IT装置の動作原理表現システム
- 強制制御を持つプログラム構造の形式化
- 打切りのある繰返しをもつプログラム構造の形式化
- 強制戻りをもつプログラム構造の形式化