高階論理に基づいたOODBにおける型理論
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概要
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演繹データベースとオブジェクト指向データベースを統合してより柔軟なデータベースを構築する試みが各所でおこなわれている。しかし、現在までに構築されたシステムは記述が冗長になるうえに、オブジェクト指向パラダイムに忠実に則っているとは言えない仕様をしている。より使い勝手のよい演繹型オブジェクト指向データベースを実現するために、[12]ではオブジェクト型というものを定義してオブジェクトID・メソッド・クラスの三つ組の間で同値関係を伝搬させるモデルを提唱した。このモデルはプロトタイプでありオブジェクトは"オブジェクト型"というただ一つの型しか持たなかったが、実際にデータベースを構築する際にはオブジェクト指向に必須の性質である"インヘリタンス"や"ポリモルフィズム"を実現するために"オブジェクト型"の中でさらに細かく分割された型を設定する必要がある。本研究では、[12]で提唱されたモデルを拡張して"オブジェクト型"の中でさらに細かく分割された型をユーザーが指定できるモデルが存在することを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-19
著者
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