空間離散曲線の自由群による表現とその応用
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概要
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本論文では自由群によって離散曲線の構造を表現する方法を提案する. すなわち, 離散曲線の傾きと長さとに制約を加え, 空間曲線に対する操作を簡単に行なえる表現として, 線分の方向を元, 長さを次数とする自由群によって離散曲線を表す. このように自由群で表現された離散曲線に対して回転, 鏡像化, 接続, 分割, 折り曲げの5つの操作を定義する. これらの操作は自由群の記号列に対する操作として表現できる. 次に, 自由群で表現された離散曲線を離散空間における回転移動と平行移動に対して不変な剛体の積み重ねとして表す方法を示し, 実際の応用例として部分構造の検索や, 2つの構造間で部分構造マッチングに利用する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-13
著者
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