階層配分符号量からの動画像スケーラビリティ利用法の考察
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概要
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本稿では, MPEG-2スケーラビリティ方式として空間スケーラビリティとSNRスケーラビリティを取り上げ, 階層配分符号量の変動による高階層の画像品質について考察した. その結果, SNRスケーラビリティでは, 各シーケンスにより, 空間的階層間符号化劣化の効果と時間的符号化劣化の効果が存在し, 符号化効率の最もよい符号化レートを特定することはできないまでも, 符号量配分を極力小さくして扱う方が有効と考えられる. 一方, 空間スケーラビリティでは, 基本階層への符号量配分をできるだけ小さくする方が, 高階層の画質を向上できる傾向にある. 符号化効率の観点からスケーラビリティ方式の有効な使用方法について考えてみると, 基本階層への符号量配分を小さくして扱いたい場合は, 空間スケーラピリティが良く, また, 基本階層への符号量配分を多くする場合は, SNRスケーラビリティの方が有効ではあるが, スケーラビリテイとしての意味を考えると, その場合, サイマルキャスト方式を利用するのが効果的であると考えられる.
- 1997-07-24
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