パンチルトカメラによる対象物体の追跡と画像間照合を用いた手指動作の認識に関する検討
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概要
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本研究では計算機ユーザインタフェースへの応用を目的とした,パンチルトカメラによる対象物体の追跡と画像間照合を組み合わせた手指動作認識手法を提案する。従来手法の多くでは画像処理によって抽出した手指の輪郭や指の特徴を用いて動作を認識しているが、手指の姿勢によっては自己遮蔽が生じるため少数のカメラを用いた構成では安定して特徴を抽出することは難しい。そこで入力画像を直接特徴として扱い,多数のテンプレートからなる辞書により画像照合を行うことで,物体の見かけに基づいて動作を認識する手法について検討する。動作の種別毎に収集したパターンを用いて数種類の辞書を構成し実験を行ない,ユーザの手指の動きを実時間で良好に認識可能であることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-02-14
著者
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森 健策
名古屋大学情報科学研究科
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末永 康仁
名古屋大学情報科学研究科
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北坂 孝幸
名古屋大学大学院情報科学研究科
-
松原 敦
名古屋大学大学院工学研究科
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末永 康仁
名古屋大学
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森 健策
名古屋大学
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池原 潔
名古屋大学大学院工学研究科
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