障害迂回LSPの最適設計法
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概要
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MPLS LSP(Label Switched Path)の障害迂回のためのFast Reroute方式を対象とした最適迂回LSP設計方法を提案する。Fast Reroute方式では、検出端切替で迂回LSP事前登録型であるために、Nホップの現用LSPに対して(N-1)の迂回LSPが必要となり、迂回LSPの数が多くなることから迂回用資源の共有が重要となる。迂回資源に関して、1)ネットワーク全体で共有、2)現用LSPが同じ迂回LSPで共有、3)専有(共有しない)の3種類の方法に関して整数計画法を用いて定式化した。定量評価の結果、全体で共有した場合は、専有の場合の2倍以上トラフィック要求を収容できることがわかり、共有の効果が大きいことがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-11-14