表情のもつ三次元形状特性と空間周波数特性の検討 : 新しい化粧品開発の観点から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では表情のあらわれた顔-嬉しさ、怒り、悲しみ、驚き-の特徴を検討した。三次元形状計測から嬉しさの表情では頬が隆起すること、灰色画像の濃度計測から、嬉しさの表情では他の表情より明暗のばらつきが大きいことがわかった。空間周波数フィルターによって処理した表情画像を用いた表情判断実験では、他の表情と比較し嬉しさの表情だけが低空間周波数成分の画像でも認識されやすかった。これらのことから、広い範囲にわたるコントラストを強調することにより顔面の凹凸感が増し、嬉しさの表情の特徴のみが強調されると考えられる。今後、笑顔の特徴を強調できる新しい化粧料の開発が期待できる。
- 2001-01-27
著者
関連論文
- 画像解析による肌のキメの定量的指標の提案と実用化(機械力学,計測,自動制御)
- 顔形態の加齢変化と顔形状との関連性について
- 表情のもつ三次元形状特性と空間周波数特性の検討 : 新しい化粧品開発の観点から
- メークアップ化粧品における色彩と感性
- 顔形態印象の客観的評価技術の開発
- 肌色と似合うリップカラ-の色彩調和に関する研究
- CG技術を応用した新しいメ-クアップパタ-ンの研究 (特集/顔学とメイクアップの科学)
- 肌色とリップカラーの色彩調和に関する研究
- メークアップと感性研究 (特集 感性工学と化粧品開発)
- 制御行動の構造とその変容過程
- Study of Analysis and Quantitative Estimation of Melanin in Face Epidermal Corneocyte