メタル隔壁を用いたAC型PDPの試作評価
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概要
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高輝度・高発光効率を目的に新構造PDPを提案し、3インチパネルを試作評価した。パネル構造はメタル隔壁を用いたAC型長ギャップ(0.75mm)電極構造で、メタル隔壁をアノード(グランド)駆動することにより狭パルス放電(電流パルス幅:150nsec)を実現した。更に、アドレス・表示分離方式による新たなサブフィールド波形を構築し、静止画、階調表示を確認した。この表示の基で白色発光効率η=2.5lm/W、白色輝度B=500 cd/m^2の性能を得た。42インチVGAワイドパネル換算での消費電力Pは全白表示で300Wになる。今後、狭パルス特性の改善によりCRTレベルを超える性能向上が期待できる。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-22