蛍光体への導電性の付与と低速電子線励起発光特性
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概要
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CRT用蛍光体にいくつかの方法で導電性の付与を試み、その付与の方法と500V以下の電子線で励起した場合の発光特性との関係について検討した。 ZnS:Ag,Cl蛍光体にCdを添加すると低電圧側で帯電が若干改善された。 Zn_<1-x>Cd_xS:Ag,Cl蛍光体にIn_2O_3の粉末を10wt%混合すると低加速電圧時において輝度の改善が顕著に現れた。更にY_2O_2S:Eu蛍光体に対しても極めて効果的であった。蛍光体粒子の表面に化学反応によりCu_xS導電層を形成させたところ、低電圧時で若干の効果があり、輝度は導電層の厚さに大きく依存することがわかった。またゾルーゲル法によるIn_2O_3の被覆を行ったところ、 In_2O_3粉末を混合した場合と同様の顕著な効果が認められた。塗布した蛍光体の表面にカーボンを落着しその効果について調べた。
- 1996-02-21
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