TFT駆動型単安定FLC
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概要
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新規に開発した単安定FLCを用いたアクティブマトリックス表示素子を開発した。そのコントラスト比は25℃で約l00:1であり、さらに表示される各中間階調は視野角±50度の範囲でほぼ維持され、階調の反転現象は見られなかった。立ち上がり、立ち下がり応答時間は200マイクロ秒以下(25℃)を達成した。立ち上がり応答時間は印加電圧の増大に伴い、短くなる。一方、立ち下がり時間は種々の階調レベルからの応答にも拘わらず、200マイクロ秒以下で一定である。さらに、-5℃の低温においても1ミリ秒の高速応答を達成している。単安定FLCモードとTFTの組み合わせにより、TNモードが有していた狭い視野角、特に中間調での応答の遅さの課題を解決し、ビデオレートでのアナログ階調表示素子を達成した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-07
著者
-
仁藤 敬一
ソニー(株) 中央研究所
-
藤岡 隆之
ソニー(株)中央研究所
-
安田 章夫
ソニー(株)中央研究所
-
安田 章夫
ソニー・先端マテリアル研
-
今西 由香里
ソニー(株)中央研究所
-
片岡 延江
ソニー(株)中央研究所
-
仁藤 敬一
ソニー(株)中央研究所
-
仁藤 敬一
ソニー(株)フロンティアサイエンス研究所
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