音声入力パソコンネットワーク旅客機空席案内試作システム

概要

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音声認識技術は、着実に進歩し続けており、様々な分野で実用化の試みが始められて来ている。一方、近年インターネット、パソコン通信などのコンピュータネットワーク上の情報サービスが盛んになってきた。従来のキャラクタベースのユーザ・インタフェース(UI)の欠点を改良したグラフィカルなUIや実世界のメタファを用いたよりユーザ・フレンドリーな端末ソフトウェアも開発され、すでに実用に供され始めている。しかしながら、このようなインタフェースにおいても、選択肢が多数ある場合は膨大なメニュー項目からのマウスによる選択が必要であり、また人名・地名等の入力には、キーボードによる入力が必要である。このような労力を緩和し、よりユーザフレンドリーなインタフェースを提供するものとして、音声入力を利用したマルチメディア技術は大きな可能性を秘めていると考えられる。今回、我々は、パソコン向け音声認識・合成プラットフォームを用いて、パソコン通信による旅客機空席案内サービスに音声入力を用いてアクセスする音声空席案内システムのプロトタイプを開発した。音声空席案内システムは、マルチメディア機能をもつパソコン上での個人ユーザの反復仕様を考慮して、カスタマイズ性、マルチモーダル性に重点をおいている。本稿では、本システムを紹介するとともに、汎用のネットワーク音声入力サービスの実現方式を提案する。
1995-03-27

音声入力パソコンネットワーク旅客機空席案内試作システム

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