進化的アルゴリズムに基づく配線手法
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概要
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遺伝アルゴリズム(Genetic algorithm:GA)は生物の進化課程を模倣したものであり、組み合せ最適化問題等によく用いられている。我々はこの遺伝アルゴリズムを配線問題に使い並列処理する手法について研究している。対象とする配線問題は、2層の2端子ネットの詳細配線である。配線問題ではネットの配線順序が重要であり、予め最適な配線順序を求めることが困難である。進化的アルゴリズムを用いる配線処理する手法には文献があり、これは再配線するネットを配線違反を基にした再配線率を用いて確率的に再配線するネットを求め、全体的な配線率を良くしてゆくものである。これに対し、提案する手法は配線問題用の個体の表現方法として1個体を1配線領域と考える。そして配線領域内のネット群の並びを染色体の並びと考え、個体間の生存競争による解探索を行なう手法を提案する。そして突然変異時の再配線処理に従来の経路探索アルゴリズムである迷路法を用いた場合の結果を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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